注文住宅のリビングの設計

注文住宅では家族が集まるリビングの設計に力を入れることが多く、こだわりのインテリアを取り入れて満足度を上げようとします。理想を形にするためにある程度の広さは必要だろうということで、かなり広いスペースを用意することも多く、大家族になるとワンフロアを丸ごとリビングにするケースもあります。設計を自由にできるのが注文住宅の醍醐味ですので、要望を取り入れる努力をすることは良いのですが、必要なスペース以上の広さを確保するとかえって不便に感じることもあるので気を付けましょう。例えば、広すぎて掃除をするのが大変だったり、照明の灯りが届かずに暗く感じることもあります。

リビングで人気なのは吹き抜けですが、吹き抜けにも気になる点があることを覚えておくことが大切です。吹き抜けにすると冷暖房がききにくく、光熱費が高額になりがちなことは気になります。夏の暑さや冬の厳しい寒さを乗り切るためには多くの光熱費がかかり、節約しようとすると過ごしにくい部屋になってしまいます。床暖房を取り入れると寒さをしのぐことができますが、やはりその分費用がかかるため、生活する上でのランニングコストに頭を悩ませることになるかもしれません。

壁紙や照明の種類も、注文住宅なら非常に豊富です。提携するメーカーの中から安価で良いものを選ぶことができますので、極力提携しているメーカーから選びましょう。家をつくる上でコンセプトがあるはずですが、そのコンセプトに合わせると統一感が生まれます。