注文住宅の土地選びではガードレールの確認が必要

土地と接している道路の幅が広いと、注文住宅を建てるための土地としては利用価値が高く魅力的だと言えます。強制的にセットバックすることを求められる心配もありませんし、歩道がある場合も多いです。歩道があると、家から出てすぐのところを車が走っているという状態にならないので、安全面での魅力も大きくなります。車の出し入れも簡単になり、注文住宅を建てるための土地を探しているという人には、有力候補になる物件です。

しかし、問題が一切ないとは言いきれません。土地が売りに出される前の利用の仕方によっては、意外な障害が出てくる場合もあります。売りに出される前は隣の家の庭として使われていた場合などによく見られることですが、歩道にガードレールが建てられていて、土地への進入経路が確保出来ないという状況があります。言葉で聞くと、あり得ないように感じるかもしれませんが、もともとは隣家の庭にあたる部分ですから、人も車も出入りすることはありません。

そういった状況で歩道が整備され、ガードレールが建てられたのちに庭の部分を切り分けて一つの土地として売却すれば、進入経路のない土地が出来上がります。ガードレールは公道に立っていて私物でもありません。勝手に退けることが出来ないので、購入しても注文住宅を建てられないのかと言うと、そうではありません。自治体と交渉して対応してもらうことが基本的には可能ですが、費用の負担を求められる場合があるので、想定外の出費が必要になることがあります。

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